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新着情報一覧

2022年12月15日 - Topix  すい臓がんの危険因子

 早期発見の難しい癌の代表格がすい臓がんです。胃や大腸の癌は早期で見つかることも多くありますが、ことすい臓がんに限っては、約半分の方で発見された時点ですでにもう手術のできないStageIVになっているのです。  StageIVになってしまうと5年生存率は10%を割り込みます。しかし、もし早期のStageIで見つかったとすると6割は助かります。さらに運よくStage0で見つかった場合85.8%は5 ...続きを読む

2022年11月21日 - 書評のコーナー ~その81~

まほろ駅前多田便利軒 このタイトルだけではなかなか書店で手にすることはないと思うのですが、帯に「直木賞受賞作」と書いていあり、どうやらシリーズ化もされている様なので、「時間があったら読もうかな。三浦しおんの作品だし軽く読めるだろう」的な感じで購入。 内容的にはミステリーものでもなければ感動モノでもなく、作中に流れる時間を一冊の本と共有するという楽しみの本でした。短編が6個の構成ですが、 ...続きを読む

2022年9月15日 - 書評のコーナー ~その80~

黒牢城 2022年上半期直木賞受賞作です。因みに芥川賞と直木賞は年に2回発表されます。 直木賞以前に山田風太郎賞はじめ「このミステリーがすごい!」1位になったりしていたので2021年の年末に購入。有岡城(伊丹城)城主の荒木村重が主人公の小説という事でしたので、早速現地に赴きました。有岡城は現在のJR伊丹駅となっており駅前には城跡の碑の残る公園があります。この公園が当時の本曲輪で ...続きを読む

2022年8月15日 - Topix 骨粗鬆症

年を取ると骨が弱くなってきます。栄養状態の改善により、一昔前のような背中の曲がったおばあさんは減ってきたものの、依然として圧迫骨折で困っている人は大勢います。脊椎の圧迫骨折や大腿骨を骨折した人の3割はその後寝たきりに近い生活を送っております。 まず骨粗鬆症の診断です。診断には特殊なレントゲン検査が必要です。あいにく当院にはその機械はないので、必要な際には機械のある病院を受診してもらっ ...続きを読む

2022年7月22日 - 書評のコーナー ~その79~

ブルーピリオド   ピカソの作品に「青の時代」という作品群があるのはご存じですか。「青の時代」英語に直すと「ブルーピリオド」 そう、絵画を題材にしたコミックです。 なにをさせても小器用にこなす優等生の不良少年の矢口八虎、青年漫画によくある設定の主人公の高校2年生から物語は始まります。高校生なのに渋谷のスポーツバーでタバコを吸いながら酒を飲み、徹夜明けで朝の渋谷を ...続きを読む

2022年6月3日 - 子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチン(HPVV)について  子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が6月から始まります。  ワクチンを打ちそびれた人への救済措置です。  神戸市でも1997.4.2~2006.4.1生まれの方を対象に公費での接種機会を設けることになりました。対象の人には通知がやってくる予定です。  子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起きることがすでに解っております。発 ...続きを読む

2022年4月28日 - 書評のコーナー ~その78~

サクッとわかるビジネス教養 地政学  ロシアによるウクライナ侵攻や北方領土の不法占拠、中国による南シナ海の一方的な現状変更や尖閣諸島周辺への侵入。領土問題は軍事戦略と絡んで複雑な思惑が絡むうえに、アメリカが手を出したりひっこめたりするのでさらにややこしくなってきております。  一方、テレビではコメンテーターがしたり顔で国際政治について語っておりますが、専門でもないのにあれこれ感想を述べてス ...続きを読む

2022年3月15日 - 書評のコーナー ~その77~

テスカトリポカ 題名と表紙絵柄のとおり、中米アステカ文明を題材にした小説です。といっても時代背景は現代です。一人一人の登場人物を生い立ちから環境から丁寧に書いております。その登場人物の像が完成したらそれを動かして泳がせて、また次の登場人物の詳述に移ります。各登場人物がdeepな背景を持つ人物ばかりなのでこの手法は非常にありだと思います。 メキシコ出身の麻薬カルテル王が凋落してイ ...続きを読む

2022年2月7日 - 内視鏡機器を更新しました

1月に内視鏡機器を更新しました。 EVIS X1という機器でオリンパスが8年振りにフルモデルチェンジした最新鋭の機器です。 何がすごいのかというと、とにかく明るい。本来光の届かないはずの遠くて暗い所も画像処理で明るくしてくれます。しかもハレーションなし。 このおかげで、従来は暗くて使い勝手の悪かったNBIモード(早期食道がん発見モードみたいなものです)も明るくなりました。 ...続きを読む

2022年1月21日 - 書評のコーナー ~その76~

  屍人荘の殺人   鮎川哲也賞受賞、「このミステリーがすごい」第1位、週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位、本格ミステリ大賞受賞第1位。帯にこれだけ書かれていれば十分です。密室ものはあまり好きではないのですが読んでみることにしました。映画化や漫画化もされている様です。 普通の密室ものかと思っていたのですが、読み始めてみると「何じゃこりゃ。 ...続きを読む