トップページ >> 新着情報一覧

  • 当クリニックで行われている治療の説明をご案内いたします。

  • 当クリニックで行われている内視鏡のご案内です。

  • 当クリニック院長から皆様へ挨拶です。

  • 当院で出来る検査をご紹介いたします。

新着情報一覧

2013年6月12日 - 逆流性食道炎のお話 ~その6~ 

気になるのは、食道炎と食道がんの関係。長期に亘って逆流性食道炎があると、食道下部の粘膜が胃の粘膜に置き換わってしまうことがあります。Barrett食道と言います。最近では、これを母地にして食道がんが出現すると言われております。しかしこのBarrett食道がんは欧米からの報告例が圧倒的に多く、果たして日本人ではどうなのか、現在全国的な調査が行われております。 ...続きを読む

2013年5月15日 - 逆流性食道炎のお話 ~その5~

さて、食事療法で何とかなれば良いのですが、酸で傷んだ食道粘膜はそう簡単には修復されません。矢張り、一時的にせよお薬が必要となります。 薬の効果で一番大切なのは、「胃酸の抑制」この一点に尽きます。 内服開始後、殆どの人は2-3日で胸焼けが消失します。しかしながら、止めると症状は再発するので長期間の内服が必要となります。お薬が嫌いで余り飲みたくないという人は、隔日で内服したり3日に1回にし ...続きを読む

2013年4月28日 - 逆流性食道炎のお話 ~その4~

下部食道括約筋を鍛える方法はないものの、逆に緩めてしまう薬剤や食品は多々あります。一般的に言われているのが、油もの・甘いもの・チョコレート・タバコです。そして前かがみの体勢になると腹圧が高くなって矢張り食道逆流を惹起します。 逆流性食道炎の人が、天丼食べてデザートにチョコレートケーキを食べて、直後に前かがみでパソコンなどしようものなら大変です。高い確率で胸焼けが発生します。 ...続きを読む

2013年4月12日 - 逆流性食道炎のお話 ~その3~

下部食道の括約筋が緩んで胃酸が食道に逆流するのであれば、そこをギュッと締めたら良いのにと思うのですが、残念ながら括約筋を鍛える方法は無いのです。 ガバガバに緩んで食道潰瘍が治らなくて生活に支障をきたす場合、緩んだ括約筋の代わりに胃の上部を食道の外側に巻きつける手術もあるのですが、そう簡単にはお薦めできません。窮余の一策です。どうしても調べたい人、「Nissenの噴門形成術」で検索してみてくだ ...続きを読む

2013年3月24日 - 逆流性食道炎のお話 ~その2~

胃と食道の境は、「下部食道括約筋」という長い名前の筋肉によってキュッと締まっております。そう、丁度お尻の穴の様に。何しろ括約筋ですから。 それでも飲食の際に飲み込んだ空気を出すために、一分間に数回は括約筋がカパッと開いてガス抜きをします。これが所謂ゲップです。 そのガス抜きの回数が矢鱈多かったり、加齢などによって括約筋が緩くなっていたり、或いはそもそも胃酸過多であったりすると、 ...続きを読む

2013年1月23日 - 逆流性食道炎のお話 ~その1~

昨年末に、テレビで逆流性食道炎のCMを矢鱈見かけました。 呑酸(どんさん)、胸焼けありますか? 逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流してきて食道に炎症を起こしたために発生する疾患です。 なんだ、それだけ?大したことないんじゃないの?と思うでしょうが、こればっかりはなったことのある人にしか解りません。これが結構辛いんです。 因みに、QOL(quality of life; ...続きを読む