トップページ >> 新着情報一覧

  • 当クリニックで行われている治療の説明をご案内いたします。

  • 当クリニックで行われている内視鏡のご案内です。

  • 当クリニック院長から皆様へ挨拶です。

  • 当院で出来る検査をご紹介いたします。

  • 行政関係の書面掲示事項

新着情報一覧

2021年10月12日 - 書評のコーナー ~その73~

ヒトコブラクダ層ぜっと(上・下巻) 鴨川ホルモー・偉大なるしゅららぼんを執筆した万城目学氏の最新作です。タイトルだけでは何のことやらわからないのはいつもの通りですのでここはスルーです。 万城目氏の作品の特徴は、あらすじを書いてしまうと原稿用紙2枚程度で済んでしまうようなことを長編に仕上げてしまうところです。しかし、ここでそのあらすじを書こうにも、そのくーだらない核心に触れないことにはあ ...続きを読む

2021年9月3日 - 書評のコーナー ~その72~

四畳半タイムマシンブルース 森見登美彦氏の最新作です。全くの新作ではなく、別の人の原案に森見氏の小説キャラクターを重ねてみましたという作品です。キャラクターは十年以上前に書かれた「四畳半神話大系」に出て来た登場人物です。四畳半神話大系はとても面白い話なのですが、余りにも腐男子臭が強くて好みの分かれる作品でしたので敢えてこの書評のコーナーでは取り上げておりませんでした。ですが、本作品を読む大前 ...続きを読む

2021年7月15日 - 書評のコーナー ~その71~

夜は短し歩けよ乙女 京都の吉田山・百万遍周辺の4畳半アパートに生息する変態ヘタレ大学生の生活を書かせたら日本一の森見登美彦の作品です。今回の主人公はやはりヘタレ大学生ですが前作「太陽の塔」の主人公よりは変態度は低く設定されております。が、話の本筋はヘタレ大学生が後輩の女子学生の後を追って京都中を徘徊するという、良く考えるとやはり変態ヘタレ大学生のお話でした。 話は4部から構成されており ...続きを読む

2021年5月15日 - 書評のコーナー ~その70~

知的再武装60のヒント 池上彰氏と佐藤優氏の対談形式の新書です。この二人よく対談形式で出版しています。今回は、時事問題の難しい話はなしです。 60のヒントと表題に書かれていますが、60個の話題に関しての四方山話です。お二人とも相当な分量の読書をされてきたので、勢い読書方法論に傾きがちです。読者の対象は50歳前後でしょうか。新たに何かを習得しようと考えている人へのアドバイス的なことが書か ...続きを読む

2021年2月12日 - 書評のコーナー ~その69~

サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ著。イスラエルの社会学者です。4年ほど前に上梓された著作で、まあ難解です。ネアンデルタール人以前の人類から話は始まります。アフリカから広がった人類がアジア・オーストラリアに広がる経緯だけで100ページほど費やします。その後は、農業革命。産業革命ではありません、農業革命です。曰く、遊牧ではなく農業を始めたために定住しなければいけなくなった。好きな時に狩りを ...続きを読む

2021年1月15日 - 書評のコーナー ~その68~

読書する人だけがたどり着ける場所   「声に出して読みたい日本語」「三色ボールペンで読む日本語」でおなじみの齋藤孝さんの著書です。上記の2冊は有名ですが、どうも子供向けの感じがしていたので全然食指が動きませんでした。今回は、なかなかチャレンジグなタイトルでしたので、試し読みもせずに購入。結果、良い本でした。 ネットで情報を得るためだけに文章を読むことと、知識を深 ...続きを読む

2020年10月23日 - 書評のコーナー ~その67~

マスカレードホテル 東野圭吾のミステリー小説です。が、ミステリーの謎解きに関しては牽強付会とは言わないまでも「そこが伏線かよっ!」と突っ込みたくなるほど強引な所もありまして、ミステリー好き的には消化不良でした。 都内での連続殺人事件。謎の数字を残した犯人が最後に狙うのは、ホテル・コルテシア東京。ホテルでの殺人事件を阻止するべく、警視庁の新田をはじめ多数の警官がホテルスタッフに扮して警備 ...続きを読む

2020年8月6日 - 書評のコーナー ~その66~

太陽の塔 この世には2種類の人間が居ると思うのです。この本を面白いと思う人とそうでない人。そうでない人にとっては、この上なくつまらなく主人公の一挙手一投足がまるで理解できません。なぜそんな行動に出るのか、なぜそう考えるのか。一向に感情移入が出来ないので数ページ読んだところで古本屋行き決定となります。 一方、極貧の大学生活を送り、赤い丸椅子のビニルが破けて中のウレタンがはみ出しているよう ...続きを読む

2020年6月20日 - 書評のコーナー ~その65~

  お経のひみつ 難解な本でした。「ひみつ」などと平仮名で書かれているので平易な内容かと思っていましたが、なかなかどうして歯ごたえのある本です。第一章のお経とは何なのかは余裕で読めますが、第二章の般若心経のあたりから怪しくなって、第三章の法華経から置いて行かれました。 手塚治虫のブッダを何度となく読み返し、高校はごりごりの仏教系で般若心経は暗唱しており、それなり ...続きを読む

2020年5月14日 - 書評のコーナー ~その64~

Medium   帯に、「このミステリーがすごい第一位」と書かれていれば、読まざるを得ないでしょう。ミステリー系なので、詳述して内容に触れてしまうと残念になるので今回はサラッと。 四六番のハードカバーの本です。表紙にはカワイ子ちゃんが書かれておりますが、これも最終的には伏線の一つです。ああ、そういう事だったのねとなります。 内容的には、推理作家が美人の霊媒 ...続きを読む