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新着情報一覧

2023年2月10日 - Topix  夜間頻尿について

夜間頻尿 最近寒いせいか、夜間の頻尿で悩む人が多いのでそのお話を。 夜間覚醒してトイレに行きたくなるので睡眠薬を所望する人が多々いるのですが、これはあまりお勧めできません。というのも、飲むと朝までぐっすり寝られるのですが、これが曲者なのです。夜間覚醒しないのはもちろん、夢も見ずに寝ている人が殆どなのですが、これは非生理的で好ましいことではありません。我々の認識としては、「眠剤で ...続きを読む

2022年12月15日 - Topix  すい臓がんの危険因子

 早期発見の難しい癌の代表格がすい臓がんです。胃や大腸の癌は早期で見つかることも多くありますが、ことすい臓がんに限っては、約半分の方で発見された時点ですでにもう手術のできないStageIVになっているのです。  StageIVになってしまうと5年生存率は10%を割り込みます。しかし、もし早期のStageIで見つかったとすると6割は助かります。さらに運よくStage0で見つかった場合85.8%は5 ...続きを読む

2022年8月15日 - Topix 骨粗鬆症

年を取ると骨が弱くなってきます。栄養状態の改善により、一昔前のような背中の曲がったおばあさんは減ってきたものの、依然として圧迫骨折で困っている人は大勢います。脊椎の圧迫骨折や大腿骨を骨折した人の3割はその後寝たきりに近い生活を送っております。 まず骨粗鬆症の診断です。診断には特殊なレントゲン検査が必要です。あいにく当院にはその機械はないので、必要な際には機械のある病院を受診してもらっ ...続きを読む

2022年6月3日 - 子宮頸がんワクチン

子宮頸がんワクチン(HPVV)について  子宮頸がんワクチンのキャッチアップ接種が6月から始まります。  ワクチンを打ちそびれた人への救済措置です。  神戸市でも1997.4.2~2006.4.1生まれの方を対象に公費での接種機会を設けることになりました。対象の人には通知がやってくる予定です。  子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起きることがすでに解っております。発 ...続きを読む

2021年3月27日 - Topix  腸内細菌について

腸内細菌 最近まで腸内細菌の働きについては多くは語られていませんでした。せいぜいが、健康のためにはヨーグルトを食べましょうとか発酵食品が体に良さそうですねとかそんな程度の認識でした。しかし近年遺伝子配列の検索技術が発達してきて膨大な数の腸内細菌の分類が可能になり、腸内細菌と色々な疾患との関係が判ってきました。 ヒト個体を構成する細胞が30兆個といわれておりますが、ヒトの消化管には100 ...続きを読む

2019年6月27日 - 心房細動って 知ってますか?

心房細動って聞いたことありますか。 不整脈の一種ですけど、脳梗塞の原因になるので有名です。心房細動から脳梗塞になった有名人といえば、まず頭に浮かぶのが長嶋茂雄さん。そして、小渕元総理やサッカーのオシム監督です。西城秀樹さんは違います。 心臓の病気で脳梗塞ってどういうこと?気になりますねぇ。ざっくりしたイメージで捉えると、心房細動は心臓の脈が適当に打っている状態なのです。というこ ...続きを読む

2018年6月15日 - 動脈硬化と心臓病(心筋梗塞)

健診などでコレステロール高値との判定が出ると、病院に行って下げましょうと勧められます。しかしながら、自分の健診結果がどれ位ヤバい数字なのかが判らないので、医療機関を受診するモチベーションが出ませんでした。 ところが、「このままだとあなた、向こう10年間で心臓病(心筋梗塞)になる確率が28%ですよ」と具体的に言われると、重い腰を上げて受診してみようかなと云う気にもなります。 そんな便利な ...続きを読む

2017年6月7日 - 塩と血圧

血圧の高い人は、「減塩しましょう」と言われます。 何故でしょう。しょっぱいものを摂りすぎると翌日顔や指がむくみます。塩が水分を溜め込んでしまうのです。これと同じことが血管の中でも起きているのです。これを「循環血液量の増大」といいます。人間の血管の太さや長さは基本的に一定です。そこに通常以上の血液を詰め込むと、内圧が高くなります。これだけでも血圧は上がりそうなものなのですが、それに加え ...続きを読む

2017年2月20日 - 降圧目標は120mmHgになるのか?

先日、SPRINT試験と云う血圧に関する論文が米国から出ました。かなりインパクトのある結果であり、そのうち新聞やネットに載るかもしれないので、早めに解説しておきます。 10000人を対象にして、従来の140mmHgまでの血圧コントロール群と120mmHgまでに下げる厳格コントロール群に振り分けて、どちらが脳卒中・心不全・心筋梗塞が低かったかを比べた論文です。 当初5年追跡の予定であった ...続きを読む

2016年8月17日 - 幾つになっても血圧は下げておきましょう

昔々の話。年とったら血圧は年齢+100位で良いんだという乱暴な都市伝説もありましたが、そうでなくても高齢者の血圧はそれほど下げなくても良いんじゃあないかなあというぼんやりとした雰囲気は漂っておりました。 しかし2008年、この都市伝説に終止符を打つ論文が出ました。HYVET studyという論文で、しかもN Engl J Medというかなりグレードの高い雑誌に。 そしてこの大規模臨床試 ...続きを読む