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2011年6月10日 - 上手な内視鏡の受け方 その3

 細いカメラなので、基本的に嘔吐反射は少ないので胃の蠕動運動は少ないのですが、どうしても動きを抑えないといけないときがあります。その時はペパーミントオイルを散布して胃の動きを抑えます。ペパーミント自体はガムに入っていたり、歯磨き粉に入っていたりとその安全性は周知の事実です。では本当にそんなので胃の動きが止まるのか?止まるのです。これは日本消化器内視鏡学会で私が報告し、その結果を論文にも作成しております。それでも動きが止まらない、その時はスポラミンという薬を注射します。薬の効果発現の際、瞳孔が開き気味になって物がまぶしく見えたり、脈が速くなる事があります。不整脈や虚血性心疾患など、心臓に負担をかけてはいけない人、または緑内障(白内障ではありません)があって、瞳孔を開いてはいけない人は事前に申し出で下さい。他の薬を用意します。