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2023年4月7日 - 医療情報・システム基盤整備体制充実加算

医療情報・システム基盤整備体制充実加算について

厚労省が医療DXの推進に本腰を入れ始めました。医療機関側ではマイナンバーカードリーダーを導入しないとペナルティが課されるようになりました。そして12月末までの期限付きではありますが、患者さんはマイナンバーカードを出さないと窓口での支払いが10-20円高くなることがあります。もちろん、紙の保険証が今すぐなくなるわけはありませんし、まだまだ通用しますがマイナンバーカードの使用はほぼほぼ強制です。

そこまでしてマイナンバーカードを普及させたい背景には、医療費の抑制があります。マイナンバーカードを普及させた次には電子処方箋の普及を画策しているようです。これが普及すると投薬の重複がなくなり確実に医療費は抑制されます。

そして最終的には各医療機関でデータを共有化できるようにしたいとのことです。もしそうなれば我々医療機関としても無駄な検査が省略できたり、なにより救急搬送時の迅速な診断に寄与します。しかしながら全国の医療機関から吸い上げられたビッグデータは厚労省がすべて把握することになります。

国民総背番号制のマイナンバーカードに加えて究極の個人情報である医療情報がガラス貼りになります。個人の遺伝子情報などは保険会社はものすごく欲しがるでしょうし、健康状態の情報がわかると介護用品や健康食品のセールスにも有用です。よく言われていることですが、医療DXの促進にはデータ流出が起きないようなシステムの構築が肝要です。ちなみにDXとはデジタルトンランスフォーメーションの略で、ITなどを導入して社会システムなどを変革するというような意味合いです。