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新着情報一覧

2019年5月7日 - 書評のコーナー ~その57~

ゴールデンスランバー   本の題名は、ビートルズの曲の題名です。例によってあまり意味はありません。随所にビートルズに関しての蘊蓄を挟んできますが、本筋とはほぼ無関係です。 もちろん架空の話ですが、現職の首相が衆人環視の中で爆殺されます。当然犯人探しが始まるのですが、青柳なる青年が無実の罪を着せられます。どこからどうみても無実です。しかし警察は躍起になって青柳を逮 ...続きを読む

2019年4月12日 - 書評のコーナー ~その56~

愛なき世界   推理物でもなく、冒険活劇でもなく。ただただ、理系女子の思考回路を愉しむという作品です。登場人物はT大理学部生物学科の面々。定食屋のお兄ちゃんが出前を配達しながら、理系あるあるを引き出してゆきます。定食屋のお兄ちゃんは、出前を通して大学院生に恋慕するのですが、その子は人間には興味がなくてひたすらシロイヌナズナの葉を顕微鏡で眺めています。決しておかしい子ではありま ...続きを読む

2019年3月7日 - 書評のコーナー ~その55~

流 適度な厚さと、「直木賞受賞」の帯にひかれて読み始めました。舞台は1980年前後の台湾。国中で国民党がどうとか言っている、十分カオスな時代の台湾。 物語は、主人公の回想録のような形で、一人称目線での語り。青春小説というカテゴリーの書評家の意見でありますが、まあ青年時代のグダグダした葛藤を描いているだけ。 元優等生の主人公がひょんなことから零落し、地を這うようなレベルの高 ...続きを読む

2019年2月12日 - 書評のコーナー ~その54~

ハゲタカ いわゆる経済小説のカテゴリーです。舞台は2001年の日本。米国ファンドであるホライゾン・キャピタル日本法人会長の鷲津が、不良債権や借入金で傾いた日本企業を買い取って再生させてゆく物語です。それほど興味はなかったのですが、続編の「ハゲタカII」には、ペンタゴン経営のためにすっかり傾いてしまった「鈴紡」という会社が出てくるので、まずは「ハゲタカ」から読みだしました。背表紙には、 ...続きを読む

2019年1月7日 - 書評のコーナー ~その53~

新世界より 悪の教典でおなじみの貴志祐介の作品です。かなり手練れのホラー作家です。今回の本は、単行本で上中下巻の三冊と、割とボリュームがあります。小説は、主人公の渡辺早季の述懐から始まります。一人称視点からの小説で、これは書くのに技術がいります。感情移入はしやすいものの、他の登場人物の感情の描写が甘くなります。しかし、主人公視点でなければ、この小説はできなかったと思います。 舞 ...続きを読む

2018年12月12日 - 書評のコーナー ~その52~

教団X。謎めいたタイトルと20mmを超える600ページもの厚さ。作家は芥川賞作家でとくれば買わない理由はない。早速読み始める。松尾という老人の主催する宗教団体と、沢渡率いる性の解放を謳う宗教団体が出てくる。間にはそれぞれの団体を行き来してスパイのような動きをしている男女が居て。 いつになったらそれら宗教団体間の抗争や洗脳合戦が始まるのやらとページを捲っていたものの、一向にその気配はな ...続きを読む

2018年11月20日 - 書評のコーナー ~その51~

感染領域 2018年このミステリーがすごい大賞受賞作です。最近のこの賞の受賞作の傾向としては、緻密なプロットや主人公のキャラなどよりも、多少ぶっ飛んだ設定に対しての正確な状況描写やリアリティーが求められているのかなと思われます。そのためか、医療物やサイエンス物が多く受賞している印象があります。 本作は明らかにサイエンスミステリー仕立てです。ざっくりいうと、巨悪(外国企業)が企て ...続きを読む

2018年10月12日 - 書評のコーナー ~その50~

京都ぎらい 市井には「京都を歩く」「まだ発見されていない京」など、京都を礼賛する書籍は数多ありますが、「京都ぎらい」と皆の憧れの京都をディスる書籍はついぞ見たことがなかったので中身も見ずに購入してみました。 京都人の腹黒さ、京女のいけず、町屋の中のヒエラルヒー、向こう三軒両隣の厭らしさ、などが歴史風俗など社会学的見地から理論立てて書かれているのかと思っていたら、これがまた近年稀にみるぐ ...続きを読む

2018年9月20日 - 書評のコーナー ~その49~

蜂蜜と遠雷 直木賞と本屋大賞受賞しております。表紙も草原を描いたような図柄でタイトルが蜂蜜と遠雷。ファンタジー的な第一印象でした。しかし気になったのは幻冬舎。この出版社、凡庸な本はあまり出版しません。ひっくり返して裏表紙を見てみると、どうやらピアノコンクールの話。ピアノには興味はなく音楽にもさほど興味もありませんでしたが、幻冬舎・上下二段組の500ページに何やら名作の匂いがしたので読んでみま ...続きを読む

2018年8月15日 - 書評のコーナー ~その48~

傑作である。 浦沢直樹といえば、「YAWARA!」、「MASTERキートン」、「パイナップルARMY」などで有名な漫画家である。「MONSTER」で訳のわからない領域に行ってしまったと見限り、「21世紀少年」は未読であるが、伏線回収が杜撰で終わり方もバタバタしていたと、いろいろな漫画賞を獲った割には世間の評価は二分である。 個人的には、「MONTER」で説教臭い漫画には食傷気味であっ ...続きを読む