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新着情報一覧

2021年1月15日 - 書評のコーナー ~その68~

読書する人だけがたどり着ける場所   「声に出して読みたい日本語」「三色ボールペンで読む日本語」でおなじみの齋藤孝さんの著書です。上記の2冊は有名ですが、どうも子供向けの感じがしていたので全然食指が動きませんでした。今回は、なかなかチャレンジグなタイトルでしたので、試し読みもせずに購入。結果、良い本でした。 ネットで情報を得るためだけに文章を読むことと、知識を深 ...続きを読む

2020年10月23日 - 書評のコーナー ~その67~

マスカレードホテル 東野圭吾のミステリー小説です。が、ミステリーの謎解きに関しては牽強付会とは言わないまでも「そこが伏線かよっ!」と突っ込みたくなるほど強引な所もありまして、ミステリー好き的には消化不良でした。 都内での連続殺人事件。謎の数字を残した犯人が最後に狙うのは、ホテル・コルテシア東京。ホテルでの殺人事件を阻止するべく、警視庁の新田をはじめ多数の警官がホテルスタッフに扮して警備 ...続きを読む

2020年8月6日 - 書評のコーナー ~その66~

太陽の塔 この世には2種類の人間が居ると思うのです。この本を面白いと思う人とそうでない人。そうでない人にとっては、この上なくつまらなく主人公の一挙手一投足がまるで理解できません。なぜそんな行動に出るのか、なぜそう考えるのか。一向に感情移入が出来ないので数ページ読んだところで古本屋行き決定となります。 一方、極貧の大学生活を送り、赤い丸椅子のビニルが破けて中のウレタンがはみ出しているよう ...続きを読む

2020年6月20日 - 書評のコーナー ~その65~

  お経のひみつ 難解な本でした。「ひみつ」などと平仮名で書かれているので平易な内容かと思っていましたが、なかなかどうして歯ごたえのある本です。第一章のお経とは何なのかは余裕で読めますが、第二章の般若心経のあたりから怪しくなって、第三章の法華経から置いて行かれました。 手塚治虫のブッダを何度となく読み返し、高校はごりごりの仏教系で般若心経は暗唱しており、それなり ...続きを読む

2020年5月14日 - 書評のコーナー ~その64~

Medium   帯に、「このミステリーがすごい第一位」と書かれていれば、読まざるを得ないでしょう。ミステリー系なので、詳述して内容に触れてしまうと残念になるので今回はサラッと。 四六番のハードカバーの本です。表紙にはカワイ子ちゃんが書かれておりますが、これも最終的には伏線の一つです。ああ、そういう事だったのねとなります。 内容的には、推理作家が美人の霊媒 ...続きを読む

2020年2月22日 - 書評のコーナー ~その63~

べらぼうくん   また妙なタイトルですが、万城目学氏の作品なので「ああ、またか……」的にスルーです。例によって、あまり意味はありません。 この本は小説ではありません。エッセイのような自叙伝のような、まあ面白ければどちらでも構わないのですが、彼の半生が綴られております。 高校を卒業して浪人するところから書かれております。出身高校が同じなので、高校時代から書いてほしか ...続きを読む

2019年12月9日 - 書評のコーナー ~その62~

むらさきのスカートの女   今年の芥川賞受賞作品です。年に二回選考されます。私、毎度のことですが、芥川賞受賞作品は、単行本ではなく雑誌の文藝春秋で読んでおります。なぜ、わざわざ文藝春秋かといますと、この本には芥川賞受賞選考委員の選評が載っているからなのです。 作品を読む前に、選評を読みます。選者は相変わらず勝手なことを言っております。曰く、ミステリアス。曰く、常 ...続きを読む

2019年11月9日 - 書評のコーナー ~その61~

「重版出来」 まず、このタイトルが読めるかである。「でき」ではなく、「しゅったい」と読みます。本の重版がかかることです。詳しくはググって下さい。 中身は、典型的なお仕事漫画です。漫画家目線からの漫画としては「バクマン」が有名ですが、これは逆。編集者目線から、漫画業界や出版業界のあるあるを描いています。 物語は、主人公である黒沢心の出版社での面接の場面から始まります。 この面接を通過し ...続きを読む

2019年10月17日 - 書評のコーナー ~その60~

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼   小説新人賞の一つ、「このミステリーがすごい!」大賞出身の作家さんです。残念ながら優秀賞ではなく「隠し玉」としてデビューしましたが、受賞作の「スマホを落としただけなのに」は、北川景子主演で映画化までされました。 この夏、お盆の移動中に読むものが無くなり、コンビニで調達。いつかは読まないといけないと思っていた作品でして ...続きを読む

2019年9月20日 - 書評のコーナー ~その59~

神様のカルテ、続編です。最早、信州の山並みの描写や松本市内の描写は堂にはいったものです。地の文は、すっかり自分の世界観を構築しての、一人称での語りなので、読者はスッと感情移入できます。見事なものです。 今回の栗原一止は、市中病院の本庄病院から信濃大学の大学院生になっていました。9年目で大学院は少し遅いような気がしますが、そこは人それぞれなので気にしないことにしました。 今までは ...続きを読む